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健康塾通信 communication

ハウスダストアレルギーについて

ハウスダストとは、家の中のホコリに含まれる、ダニの死骸やフンのほか、カビ、細菌、花粉、繊維のクズなど、また人の体から落ちた垢やフケ、髪の毛、ペットの毛やフケなどの中で、1mm以下の目に見えにくいものを指します。
このハウスダストが原因で起こるアレルギーがハウスダストアレルギーです。アレルギーとは、体が異物を排除しようとして起こる過剰反応のことをいいます。その症状は人によってさまざまですが、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目や皮膚かゆみ、肌の乾燥、咳、息苦しさなどが挙げられます。
ハウスダストアレルギーを予防するには、原因となるハウスダストを室内に溜めないこと、また、カビやダニを発生・増殖させないことなどが重要です。

〇こまめな掃除
できるだけ毎日のこまめな掃除を心がけましょう。掃除機は1畳あたり30秒以上の時間をかけゆっくりとノズルを動かし、週に2回以上行うと効果的であるとされています。
ハウスダストは、人が活動する時間帯は宙に舞い、人がいないときや寝ている間は床に落ちていくので、掃除は早朝や帰宅後などのハウスダストが床にたまったタイミングで行うのがオススメです。また、掃除機の排気などでハウスダストを舞い上がらせないようにするために、モップ→掃除機の順番で行うようにしましょう。

〇防ダニ対策
ダニは高温多湿でエサの多い場所を好みます。ダニのエサとなるものは、人の垢やフケ、髪の毛などです。ベッドや布団などはダニが増殖しやすいので、天日干しやふとん乾燥機を使って布団を清潔に保ちましょう。乾燥後はダニの死骸やフンを掃除機で吸い取るようにしましょう。シーツやタオルケットは週に1回、布団は年に1回の目安で水洗いをすると良いです。

〇空気清浄機の使用
床などは掃除をすることができますが、空中に舞うハウスダストを掃除で取り除くのは難しいです。そこで、空気清浄機が有効です。空気清浄機の効果が落ちないように、フィルターの掃除や交換も忘れず行いましょう。

当院では今後、舌下免疫療法を行う予定ですので、アレルギー症状でお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。

文責 看護師 野口葉月