〒485-0825
愛知県小牧市大字下末字山畑
1571-240

健康塾通信 communication

閉塞性睡眠時無呼吸症候群について

閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まる、または弱くなることにより日常生活に支障をきたす疾患です。

 

(1)夜間の症状

いびきがうるさい。

呼吸が止まっている。

寝汗をかく。

何度もトイレに起きる。

(2)昼間の症状

呼吸が止まっている間は、酸素欠乏状態にあるため起床時に頭の重さを感じる。

全身倦怠感。 

睡眠時無呼吸のため、睡眠が妨げられ、昼間に強い眠気を感じる。

 

睡眠時無呼吸症候群になると酸素欠乏状態に陥り、少ない酸素を全身に送るため、心臓や血管に負担がかかります。この状態が長く続くと、さまざまな生活習慣病の合併症を引き起こします。心不全患者さんでは、76%も睡眠時無呼吸症候群を合併していると言われています。

  • 認知機能のリスク

交通事故、集中力・記憶力の低下、日中の眠気、うつ、作業ミス、認知障害

  • 心・血管系のリスク

高血圧、糖尿病、心不全、不整脈、脳卒中

 

このように睡眠時無呼吸は様々な病気のリスクになります。

 

いびきをかくということは

いびきは、睡眠中に喉が狭くなり、空気が通る時にのどの壁が振動することで起きます。

加齢による筋力の低下、肥満により舌が重い、顎が後退している、扁桃肥大がある、などの理由で気道がふさがったり、狭くなったりします。

 

いびきが大きい、夜間呼吸が止まることがあるなどの症状のある方は、一度御相談ください。

 

文責 院長 鳥越勝行