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骨粗鬆症について

骨粗鬆症について

 

骨粗鬆症とは、骨強度が低下し,骨折リスクの高まる病気です。原発性骨粗鬆症は,わが国では1,280万人罹患と推定されています。

低骨密度(骨密度YAM<70%)の場合は,脆弱性骨折がなくても骨粗鬆症の診断を満たします。

 

骨密度以外の骨折リスク因子として、高齢,既存骨折、喫煙、大腿骨近位部骨折の家族歴、糖尿病、慢性腎不全、ステロイド使用、関節リウマチなどがあります。

 

低骨密度だけでは無症状ですが、腰背部痛,動作時,特に寝たり起きたりの動作の痛みがあるようでしたら、脊椎椎体骨折の可能性があります。椎体骨折の約60%は激しい痛みを伴わない脆弱性骨折であるとの報告もあることから,気になる方は御相談ください。

また、大腿骨近位部骨折を起こしますと、疼痛,立位,歩行不能となります。

このように、高齢での骨折は、神経障害,慢性疼痛,廃用症候群を引き起こし、生活の質の低下、意欲の低下、閉じこもりなどにつながります。

 

このように、骨粗鬆症の治療は、骨折予防と生活の質の維持改善を目指したものです。バランスのよい栄養摂取,適度な運動,必要に応じて薬物治療を行うことが基本となります。

糖尿病,腎機能低下,ステロイド使用は,骨密度が保たれていても骨折リスクが高くなります。骨強度は、骨密度だけでなく骨質にも影響を受け、これらの疾患は,骨質を低下させるからです。内科疾患を合併している方はそちらの治療もとても重要になります。

 

文責 院長 鳥越勝行