アンチエイジングとは、年齢による老化を予防または緩やかにすることをいいます。見た目だけでなく、骨や血管、内臓など体内の老化を予防することは、様々な病気を防ぎ、いつまでも元気で若々しい生活を送るためにとても大切なことです。

ここでは、運動のアンチエイジング効果について紹介したいと思います。

適度な運動をすることで、若返りホルモンとも呼ばれる成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、運動後や睡眠時に分泌され、体の細胞を修復・成長させる作用があります。その結果、肌や髪、骨や内臓などを若々しく保つ効果があります。

しかし成長ホルモンの分泌は20代をピークに減少していきます。そのため、成長ホルモンの分泌量を維持していくことが重要になります。

〔おすすめの運動方法〕

腹筋やスクワットなどの無酸素運動をすると、筋肉の中で乳酸が発生し、それが脳を刺激することで成長ホルモンの分泌を促します。さらに、成長ホルモンは脂肪の分解を促す作用があります。その後、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をすることで、分解された脂肪を効率よく燃焼することができます。

そのため、無酸素運動の後、有酸素運動を行うことがより効果的です。



文責　看護師　野口葉月